奇跡だと思った
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1:00 横で寝ているキャンディの口が、くちゃくちゃ動いているように感じて、うとうとしていたところで目が覚めました。 電気をつけ、キャンディを見ると確かに舌が動いている。 急いて、シリンジに水を入れて、口にふくませると上手に飲みました。 まずは薬を全部飲ませる。 確実に飲ませたかったのと、状況を把握できないくらい動揺していたせいとで、キャンディの歯が左人差し指に食い込みました。バカですね~ホント、飼い主ってバカですよね~ 噛まれて(いえ、キャンディの名誉の為に訂正、噛まれたのではなく、私が指を歯に当てたが正しいです。)血を流すことがうれしくって。 その後、ワンワンカロリーを半缶、ごくごく飲んでくれました。シリンジで少しずつ口の中に入れてあげたのですが、シリンジに食いつかんばかりの勢いに思わず笑ってしまいました。 おなかいっぱいになった後は、いつものキャンディの寝顔でスヤスヤ眠りました。 寝る姿はさっきと変わりませんが、表情が全く違いました。 意識がなかった時とは違い、顔の表情もキャンディらしい。 呼吸も心拍も力強くなってきました。 5:30 目が覚めると、何もなかったかのように、いつも通り、立ち上がろうとするキャンディ。 ただ、筋力が落ちたことで自力で立ち続けることは難しかったので、車いすに乗せて体勢を保たせました。すると、自分の足で車いすを動かして歩こうとしました。 右へ右へと曲がってるような気がします。 何度か呼吸が止まりそうな感じがありましたから、多少、脳に影響が出たのかもしれません。 でも、そんなこと、全然いいんです。 こうして、立てて、歩けた。それだけで十分です。 車いすに乗って、水入れの方向へ向かったので、水入れを口に近づけてあげると、頭を小さく縦に振り出したので「発作か?」と怖くなりましたが、しばらくすると自分でちゃんと水が飲めました。 心臓の薬は夜中の1時に飲ませたので、少し時間をずらし、朝ご飯だけ食べさせました。 ご飯はほぼ完食。食欲は旺盛です。 病院に行く前に先生に電話。 「奇跡が起きました~」と夜中からの状況を話しました。 9:00 先生もとても喜んでくれました。 「電話が鳴って、『やっぱりダメだったのか』と心臓が止まるかと思ったよ。」と言われたので 「だまって来たら、余計驚かせると思って・・・」と答えると 「電話が鳴ってもびっくりする。」と苦笑いしてました。 そして 「さすが化け犬。キャンディは、なんか わからないという気がしたんだよね。」 心拍も呼吸も安定。 ステロイドを注射。 利尿剤は1日2回から1回に変更。 万一の為にニトロももらってきました。 (但し、咳の発作の時に使用すること。昏睡状態の時は使わない。) 病院から帰る時 「1週間分の薬をもらったのにまともに飲まず仕舞いだったから、もったいないと思って戻ってきたのかも。(笑)」と先生に言うと 「だったら、2ヶ月分くらい持っていっておく?」と笑い飛ばしてくれました。 「もしかすると1日だけかもしれないし、3日、1週間だけかもしれないけど、 一度はあきらめた命。欲張らずに大切に過ごします。」 帰宅後、様態が落ち着いていたので、実家にキャンディを預け、午後からは仕事に行きました。 14:00 母から「歩きたがるから、車いすに乗せていいか」と電話。 「あまり長い時間じゃなければいいよ」と伝える。 15:00 キャンディの様子に電話。 車いすで歩いた後はぐっすり眠ったらしい。 ラナにミルクを温めて用意していたら、ベッドから慌てて起き出してきて、飲みたそうにしたので、キャンディの分も容易したら、いつものように、ごくごく飲んだということでした。 完全に元の通りというわけではありませんが、今のところ、ご飯もたくさん食べてくれ、あれから咳もありません。年齢が年齢だけにずっとこのままというわけにはいかないこともわかっていますが、拾った命。 もう少し、キャンディと一緒にあたふた、がんばろうと思ってます。 スポンサーサイト
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