フィラリアを飲まし始める目安
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![]() 予防という言葉に惑わされて 「蚊に刺される前に飲ませなくっちゃ!」と思っていたら、それは間違いですよ。 フィラリアに感染した犬の血(フィラリアの赤ちゃん[ミクロフィラリア]がいる血)を吸った蚊があなたの愛犬へ飛んできて、チクリと刺して、フィラリアの赤ちゃんがあなたの愛犬の中に入ります。ここまでは、フィラリアの薬を飲んでいても、飲んでいなくても一緒です。 ・・・で、入っちゃった(かもしれない)フィラリアの赤ちゃんを駆除するのが 「フィラリア薬」。 蚊に刺される前に飲ませる薬ではなく、蚊に刺されたかもしれない時期を過ぎて飲ませる薬ということです。 ここでフィラリアに感染するまでの流れを再度、おさらいしてみましょう。
フィラリアの薬は、上の流れの中でいうと、2回の脱皮をしてバージョンアップする前の幼虫を皆殺しにする薬です。 ![]() ・・・ということは気温が15℃以下の時期は、蚊の中で感染幼虫に成長できませんから、飲ませても意味がないってことですね。 では、いつから飲ませればいいのか? 気温が15℃以上になってから2~3週間後から感染する可能性が出てくるわけですから、地域によって異なることになります。 気温の低い東北や北海道とわが九州では、同じ日本国内でもフィラリア薬を飲ませる期間に違いが出てきます。 私が住む宮崎県延岡市では、だいたい5月~12月の間は飲ませてます。 その目安にしているのが、HDU(Heartworm Development heat Unitの略) ((最高気温+最低気温)/2)-14 を1日のHDUとして計算(マイナスの時は0)して 春はそれを加算していって130を超えた日。 冬は最近30日間の合計が130を切った日で算出します。 私は気象庁の気象過去データをコピーして、Excelでこの計算させておおよその目安を確認してます。 「そこまでしなくっても・・・^_^;」という声も聞こえてきそうですが。(爆) 九州は11月、12月過ぎても暖かい時もありますし 4月に入ったら途端に「夏かよ!」と言いたくなる時もありますから。^_^; 過去3年の延岡市のHDUで計算して出した目安は ![]() 2010年 5/16~11/6 2011年 5/14~11/15 これは気温から割り出したフィラリア感染可能な期間です。あくまもで数値上のことなので、根性のある蚊はこれより早くフィラリアの幼虫を育てるかもしれませんから、私は平均気温が15℃を超えた日が1週間以上続いた日が、いつになるかを気をつけるようにしています。 2009年は4月になってすぐ、15℃を超える日が2週間続きましたから、いつもより1ケ月早く4月から飲ませました。このように、その年によって、飲み始める時期を変えることもあります。 今年は春先が冷え込みそうなんで・・・ いつも通り5月から12月でよさそうな予想はしてます。 スポンサーサイト
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